B型肝炎訴訟による国民の訴え

昭和23年から昭和63年にかけておこなわれた集団予防接種の際に、注射器を連続で使用したことで多くの方々がB型肝炎ウイルスに感染するという悲劇的なでき事が起きました。

感染被害者たちは、将来いつ発症するかと不安になったり、慢性肝炎・肝がんなどの病気で苦しんでいました。そのため、被害者たちがB型肝炎訴訟を起こして、国の法的責任に基づく損害賠償等を求めた裁判が始まったのです。しかし、当時の国・厚生労働省はこれを拒否するなどして、紆余曲折はありましたが正式に基本合意が成立しました。

B型肝炎訴訟を起こしてくれた方々のおかげで、のちにB型肝炎給付金に繋がっていったのだといわれています。